がん征圧⽉間について
毎年9⽉を「がん征圧⽉間」と定め、がんとその予防についての正しい知識の徹底と早期発⾒・早期治療の普及に全国の組織をあげて取り組んでいます。
令和4年度がん征圧スローガンは「がん検診 私にできる がん対策」
現在、⽇本⼈の2⼈に1⼈ががんになり、3⼈に1⼈ががんで亡くなると⾔われています。
がんは早期発⾒・早期治療で⽣存率も⾼くなります。
富⼭県健康増進センターは、対がん協会グループとして「がん征圧」に向けての啓蒙普及活動や各種がん検診を実施しています。
未来の⾃分のために、胃がん・肺がん・⼤腸がん・⼦宮がん・乳がん検診を受けましょう。
国が推奨している
「5つ」のがん検診
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問診・胃部X線検査または
胃内視鏡検査*胃がんは早期で⾒つかると9割以上が治ると期待されますが、進⾏した場合の予後は悪くなります。定期的な検診が重要です。*当分の間、胃部X線検査については40歳以上に対し年⼀回実施可
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問診・胸部X線検査および
喀痰(かくたん)検査*肺がんは⽇本⼈のがんによる死亡数の1位です。⾃覚症状が出てからでは治療がしにくいので症状がないうちの早期発⾒が重要です。*50歳以上で喫煙指数(1⽇の喫煙本数×喫煙年数)は600以上の⽅が対象
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問診および便潜⾎検査
(2⽇法)腸がんは⽇本⼈に増えています。特に50歳以上の増加が顕著です。早期発⾒と適切な治療で9割以上が治ると期待されるので、定期的な検診が重要です。
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問診、視診、⼦宮頸部の
細胞診および内診⼦宮頸がんは若年化が進み、20〜30歳代で増えています。早期ではほとんど⾃覚症状がないので定期的な検診が重要です。
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問診および乳房X線検査
(マンモグラフィ)乳がんは30歳代後半から急激に増えます。また近年は閉経後の増加も⽬⽴つようになりました。進⾏すると転移の恐れが⾼まりますので、定期的な検診が重要です。
ガンについて知ろう!
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私たちの体は、約60兆個の細胞からできています。細胞の⼀部は毎⽇更新されていますが、正常な細胞の遺伝⼦に傷がついた異常な細胞が発⽣することがあります。 これをがん細胞といいます。
がん細胞は健康な体にも発⽣しますが、通常は体に備わった免疫が働いてがん細胞 を死滅させます。この免疫の効果が得られずにがん細胞が無限に増えて、かたまりになったものをがんといいます。⽇本⼈の2⼈に1⼈はがんになり、3⼈に1⼈はがんが原因で亡くなっています。がんは⽇本⼈の死亡原因の1位です。
がんを早期に発⾒し、早期のうちに適切な治療を⾏うことでがんによる死亡を減らすことが出来ます。早期発⾒の最⼤のメリットは⾃覚症状のない早期の状態でがんを⾒つけられること。⾝体の負担、⼊院⽇数、医療負担も少なくて済みます。
がんを防ぐための新12か条
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たばこは吸わない
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他人のたばこの煙を
できるだけ避ける -
お酒はほどほどに
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バランスのとれた
食生活を -
塩辛い食品は
控えめに -
野菜や果物は
不足にならないように -
適度に運動
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適切な体重維持
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ウィルスや細菌の
感染予防と治療 -
定期的ながん検診を
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異常に気がついたら、
すぐに受診を -
正しいがん情報で
がんを知ることから